◆ワニ!わに!ワニ!
夏の夜長、寝つけないワニのわにわにくんが、人の足音に誘われて、縁日に出かけるお話です。
わにわにくんの擬人化加減はすっごいです。
ワニなんだけど、人の動き!?いや、やっぱり、どっから見てもワニ。
台詞まわしも擬音がいっぱいのワニ。
シュールでリアルです。金魚すくいでは、「おいでおいで ぼくの かわいい きんぎょちゃん」なんて言っちゃうんだから、ブフフでしょ。
◆一才児の心に住みつくワニ!
わたしはずっと、この絵本を高学年以上、おとなのみなさんと楽しんできました。
ところが、今年は1才児の心もとらえちゃったんですね。
そして、いったん心に住みつくと、寝ても覚めても、全てわにわにになっちゃうのが1才児のすごいところ。
食い入るように絵本をみつめ、毎日毎日わにわにコール。
台詞はマスター、お人形もワニのとりあい。
ワニ歩き。
うーん!強面のお友だちが、できちゃいました。
◆ほかにもわにわに
「わにわにのおふろ」「わにわにのごちそう」「わにわにのおでかけ」「わにわにのおおけが」
シリーズは全部で4冊。
(2006年8月掲載)
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