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そらとぶパン

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PHP研究所
深見春夫 さく
 
 

◆ザ・絵本!!
「トンネルの なかから、とても いいにおいが してきました。
(本文抜粋」…トンネルからでてきたのは…やきたてのパン!
線路を走るパン列車に子どもたち(おじさんも)が乗り込むと、オット!正面からきた列車とぶつかりそう!
そのとたん、パン列車はフワッと浮いて、空に上って、雲の中へ。
そこはパンの国でした。
パン怪獣に遭遇し、でも力を合わせてパン怪獣と仲直り。
子どもたちはおみやげをもらって帰ります。
・・・絵本のご紹介をするときに一番考えるのは、あらすじを何処まで書いて(あるいは書いちゃって)いいかしら?というところです。
この絵本はあえて書かせていただきました。
あらすじを読むと絵本のような絵本だな、と感じられる方もあるでしょう。

◆リアリティとは?
でも、『そらとぶパン』が子どもたちは大好きです。
おとなだって、入り込んで居心地よくフワフワ漂いたくなります。
子どもたちは甘い世界が嫌いです。
大人が作り出した絵空ごとをちゃんとニオイで見分けてそっぽを向いたりします。
絵空事って感じちゃう絵本と、想像の世界へ飛んでいけちゃう絵本の違いってなんなのでしょう。
たぶん、リアリティなのだと思います。
深見春夫さんのイメージの中にあるリアリティに、絵本をめくるわたしたちも奥の奥まで覗き込みたくなる気持ちを掻き立てられるのだと思います。

◆1才児も!
1才児の担任をしていたとき、お散歩行こうとくつをはいたら、ガラス窓越しに年長さんが読み聞かせしてもらっているのが見えました。
…『そらとぶパン』です。
窓越しだから声は聞こえない。
でも、1才の子どもたち、動かなくなっちゃった。
とくに、かいくんは「ぱんのほん、ぱんのほん」って。
それで、あとで年長さんに借りにいきました。
かいくんはちゃんと自分で先生に「かして」とお願い。
なんどもなんども読みました。
ストーリーを覚えたかいくんは、今度は「かいくんよむ」って。
ひとりでじーっと絵本をみていたのを思い出します。
パン列車にのって雲の中のパンの国に入っていったかいくん!…すばらしい絵本ですね。

◆「こんな絵本よんでもらったよ」絵画展in 山手234番館の取り組みより
あさひがおか幼稚園年長さん81名の取組
山手絵本フェスティバルが開催されました。その中のひとコマ。
幼稚園の先生に絵本を読み聞かせ、子どもたちにその絵を描いてもらいました。
ここでも『そらとぶパン』の絵がとてもたくさん登場しています!

<今回の企画にあたって>
子どもたちの絵が見たいのですが・・・、とお声かけをしたら、楽しそう!と、
快く引き受けてくださいました。
子どもたちの絵は、どの絵も力強くて、見ているだけで元気がでます。
会ったことはない子どもたちと、絵本を通して友だちになれたような気がします。
子どもたちと、たくさんの絵本を読んでくださった先生の声も聞こえてくるようです。
あさひが丘幼稚園のみなさん、ステキな絵をありがとうございました!

この絵をご覧になった皆さんが、ニコニコ笑顔になっていただけますように。
こがようこ(絵本コーディネーター)2011年8月実施

(2011年7月掲載)








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