◆ロシアの昔話です。
お話として聞いても、小さな子どもたちから楽しめます。
ウクライナの昔話『てぶくろ』(福音館書店)でおなじみのラチョフが絵を描いています。
見返しを入れても、見開き7枚というページ数の少ない絵本です。
◆ちゃんとちゃんと昔話
1ページに盛り込まれる文章が多く、ちょっとパラパラとめくっただけでは、手に取りにくいかもしれません。
(ウチの子には、まだまだこんなに字の多い絵本はムリ、とね)
でも、ご心配なく!
ラチョフの描く世界に惹きつけられ、子どもたちはじっくり絵本をみつめます。
かえって、想像を膨らませ、お話の世界へ入っていくことができるのです。
昔話の持つ力強さといっていいでしょう。
◆語ってあげると楽しいお話
わたしは語り手ですからね、ラチョフの絵も、楽しんでほしいのだけれど、できることなら、絵本を見る前に『お話』として語ってあげてほしいな・・・と。
・・・秘かに思ってはいるのです。
(2007年2月掲載)
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