◆台所探検絵本
「ありのあちち」がお台所に探検に。
バナナでツーッとすべり台したり、おせんべ舐めたり(からくて まずくて ゲーゲーしちゃいます)、クッキー食べたり...。
そして、好奇心旺盛の誰かちゃんみたいに湯気がシューシュー出ているヤカンに触って、「あちちっ!」
もう懲り懲りの台所探検絵本!?です。
◆読み聞かせはサバイバル!?
小さな子どもっていうのは、どうしてこうも食べることが好きなんでしょ。
もう、食べることだけで生きている、といっても過言じゃありません。
そして、食べ物が出てくる絵本があると、はじからぜーんぶ食べなきゃ気がすまない。
その食べ物がおいしそうであればあるほど、その絵本がおいしそう(楽しそう!)であればあるほど、貪欲に食べたがる。
本当です。
『ありのあちち』を読んでいると、子どもはどんどん群がって、あちちに負けじとドンドン食べて、あちちに負けじとゲーゲーやって...。
その群がりようがあんまりすごいんで、「えっ、絵本読んでいるところだとは思いませんでした」と言われたことがあります。
子どもたちにとっては、絵本だって、サバイバルなんです!
(2007年1月掲載)