語り手・絵本コーディネーター
こがようこ がお届けしています |
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毎年1月2日は家族で七里ガ浜に行く
・・・って言ってもママチャリでだよ
キコキコキコ自転車こいで3時間の旅
かあさんはキコキコ3時間こげなくなって 電車乗り継いで
七里ガ浜ファーストキッチンで
待ってます
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今年もよろしくお願いします。
鎌倉七里ガ浜の行合橋では
デーン!と
富士山が待っていました。
きっときっとたくさんの出合いが待ってる
…そんな気になる いいお正月さんです。
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いったい 今は 何月だい!?
到着してすぐは 暑くてね
でも お耳は 冷たくってね
海人は 今日も 元気いっぱい! |
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七里ガ浜ファーストキッチン
いつもの場所にいつもの赤いスツールが並ぶ
いつものようにビールを飲んで
いつものように…またきちゃったね と 笑う
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二人の娘
かあさんの 買い物につきあうよ
あれが ほしい
これが ほしい なんて 言いません
ムダな 抵抗は しないのです
「この靴 どう?」
・・・いい いい
「こっちと どっちが いい?」
・・・どっち(で)も いい いい
二人の娘
ただただ 外のテラスで
かあさんが 満足顔で
店から出てくるのを 待つよ
(七里ガ浜向かいの ABC Mart にて) |
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記念写真を撮りまーす
カメラが映すのはわたしたち家族だけれど
わたしたちが覚えているのは
たぶん
蒼い海と
しぶきあげる波と
まぶしいお日さま
それから・・・海坊主と見紛うおねえちゃんの勇姿だ
たぶんそう
きっと…そう |
チリリンチリリン…おうちに向って走り始めます。
「いってらっしゃーい」と朝家から送り出し、
三時間後には七里ガ浜で再会。
それからまた「気をつけてねバイバイ」と七里ガ浜でお見送り。
…夕方には「おかえり」と家で迎える。
ほんのしばしのお別れなのに、
この七里が浜でのバイバイは毎年なぜか…せつない。
なぜだ!? |
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2008.1.2
1月2日にチャリこいで、家から2時間ほどかかる七里ガ浜に行くようになって7年ほどが過ぎました。当初小学生だった下の娘も高校生。まったく月日がたつのは早いものです。主人が12月終わりになるとボソッと声をかけます。「で、2日はどうするんだ」すると娘たちはやはりボソボソと「別に…、行くんじゃない?」とくにうれしそうな様子もせず答えます。でも、なんとなくまた行ってしまうのね。わたくしだって初めはチャリこいで参加していたのですが今はそのガッツはありません。たぶんいつか、主人もリタイアするときがきて、その時に普段はケンカばかりのこの姉妹は二人連れ立ってチャリをこぎこぎ七里ガ浜まで行くのでしょうか。たぶん、行くような気がします。それほどうれしそうな様子も見せず…、ね。でも、家族っていうのはそんなものかもしれません。 |
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